個人事業主必見!行動経済学で作る、集客力UPのホームページの作り方【マーケティングにおすすめの本も紹介】

個人事業主必見!行動経済学で作る、集客力UPのホームページの作り方【マーケティングにおすすめの本も紹介】

2024-10-01

個人事業主必見!行動経済学で作る、集客力UPのホームページの作り方【マーケティングにおすすめの本を紹介】

\読み返して3回目。おすすめの本/

行動経済学と集客UP

書店で、ふと手に取った一冊の本。ホームページを作り替えようと考えていた矢先だったので、デザインに関する書籍を探していたのですが、なぜか手にしたのは『行動経済学』の本でした。

jimdoを使っていましたが、SEOを考えるとワードプレス(エックスサーバーへ乗り換えを心に決めたのです。

この本は本の表紙から、紙の色にさえ行動経済学が活かされています。そして読み進めると私たちの生活の中に、行動経済学がいかに深く根ざしているのかが分かりました。

例えば、皆さんがよく利用するスターバックス。こちらは本でも紹介されていますが、画面を見たことがない方もいると思うのでこちらをご覧ください。

スターバックスのポイントシステムは、一見ランダムに見える数字の動き方によって、顧客の購買意欲を巧みに刺激しているそう。この仕組みには、行動経済学に基づいたいくつかの心理的な効果が働いていると考えられます。

目盛りの幅は同じなのに数字が均等に配置されていないのです。最初のうちは比較的多くのポイントを獲得できるように見え、高揚感を味わえます。この初期の獲得感が、顧客を「もっとポイントを貯めたい」という気持ちに駆り立てます。

ポイントを貯めるために、自然とスターバックスを頻繁に訪れるようになります。これは、行動経済学でいうところの「習慣化」。習慣化しているとポイントも意識しなくなるので、150から400が1目盛りに。

また、銀行のATMもそうです。特にローンに関する表示。いつからか、明細が出る前に、ローンについての案内が表示されるようになりましたね。そして、そのボタンをよく見てください。『はい』と『いいえ』のボタン、どちらが押しやすそうに見えますか? 大抵の場合、『はい』の方が大きく、目立ちますよね。そして右利きが多いため押してほしい『はい』のボタンは右側に置かれています。

知らず知らずのうちに、私たちは『はい』の方を選んでしまっているのかもしれません。これらの巧妙な仕掛けは、私たちの行動を無意識に誘導しているのです。

  • グラフとメモリの見せ方
  • 習慣化への工夫
  • ボタンの位置

顧客の心をつかむWebデザイン

顧客の心理状況がWebデザインに与える影響を考えてみます。

例えば、文章を読むだけのホームページよりも、「はい」や「いいえ」といった選択肢を提示し、ユーザー自身に選択させるようなインタラクティブな要素を取り入れることで、より主体的に意思決定を促すことができます。また似た商品を並べてホームページ上で配置することにより、自分で決めると購買欲に繋がります

また、「今置かれている状況」は、ユーザーの意思決定に大きな影響を与えます。

不安な状態: 損失を恐れるため、確実な情報や保証を求めます。
ワクワクする状態: 得をすることに期待するため、新しい情報や体験を求めます。

つまり、ユーザーがどのような心理状態にあるのかによって、訴求する言葉や表現を変える必要があるということです。

  • 不安な状態のユーザー:
    • 「確実に成果を出せます」「リスクを最小限に抑えます」といった言葉で安心感を与える。
    • FAQやよくある質問を用意し、疑問点を解消する。
  • ワクワクする状態のユーザー:
    • 「新しい可能性を開きます」「未来を創りましょう」といった言葉で期待感を高める。
    • 体験談や成功事例を豊富に紹介する。

このような現象を説明する理論として、プロスペクト理論が挙げられます。プロスペクト理論とは、人は損失を回避しようとする傾向が、得をすることよりも強いという理論です。SEOやコンバージョン率向上を考慮しての文章を書きがちですが、読むのは人。ユーザーの今置かれてる状況を配慮して、確実に読んでもらえる記事作りを。

マーケティングにおすすめの

冒頭でもお伝えした行動経済学が最強の学問である [ 相良 奈美香 ]という書籍は、その内容だけでなく、デザインや構成に至るまで、読者の行動を誘発するための巧妙な仕掛けが施されています。これらの要素は、単に情報を伝えるだけでなく、行動経済学を体験できる本になっているのです。

本のまとめや動画で簡単に情報が手に入る時代になりましたが、この本は紙で体験しながら読んで頂きたい本です。